うれしなつかしまんが大全集

  この番組は連続4回の放送でした。司会はそのまんま東、大島智子。毎回ゲストが6,7人登場します。

  ベルばらに関する部分を抜粋して紹介します。

  <第2回の放送>

 少女まんが進化論として「瞳」を取り上げたコーナーで、あんみつ姫に始まる黎明期から少女漫画風瞳の原型が出来た「リボンの騎士」を経て、星、睫毛がはっきりしていく過程を紹介。その中で星、長い睫毛の代表的作品として、オスカルの目と顔が登場。この時使用された目と顔のイラストはMC版7巻98ページ、文庫版158ページの右から3番目のオスカルの顔です。この後反動で目がシンプルになっていくいわゆる新感覚派作品も紹介。

 司会の大島智子さんは結構ベルばらが好きらしく、CCDカメラでMC7巻の53〜57ページ、文庫版113〜117ページ(アランが無理やりオスカルにキスをするシーン)を映して、「これはアンドレじゃないんです。ここに、アンドレがぐわーっとくるんです。〜〜いいじゃないですか。これにときめいたんです!。」と盛り上がっていました。(実際に番組で使用していたのはMC版です。)この場面を見て東さんは見開きでキスシーンが展開されていることにこだわり、「俺もよもうかなあ」とか言っていました。

 まんが青春グラフティというコーナーで各時代ごとの代表作を紹介。1972年の代表作として、ベルばらを紹介。この時使用されたイラストはMC版10巻の90ページ、文庫版232ページ。同年で紹介された他の少女まんが作品は萩尾望都の「ポーの一族」。

 <第3回の放送>

こだわりジャンル:憧れのカップルというコーナーで恋愛物の流れ、変遷を特集。初期の夢物語恋愛に始まる男女のノーマルな恋愛を描いた作品の代表作としてベルばらのオスカルとアンドレを紹介。「男装の麗人が歴史絵巻の中でドラマチックな恋を紡いだベルばらはその一連の最高の形」と評価。この時使用された絵はMC版7巻113ページ、文庫版173ページのもの。ベルばら以後の同性愛、近親相姦等の新しいジャンルの台頭も紹介。  

 <第4回の放送>

 4日間を通じて視聴者からファックスでベスト100作品を募集。その結果を発表。 11位〜100位は省略します。

 ベスト10

1位 ブラックジャック           488票

2位 ベルサイユのばら          480票

3位 ポーの一族              471票

4位 エロイカより愛をこめて       463票

5位 うる星やつら             454票

6位 エースをねらえ            450票

7位 あしたのジョー            423票

8位 キャンディキャンディ         419票

9位 サイボーグ009           372票

10位 ガラスの仮面            351票

大島智子さんが「少女漫画の王者という感じですね。ベルばらは。」とコメントしていました。

<管理人のコメント>

アニメではなく、コミックを取り上げた番組は珍しいですよね。いろんなテーマ(上記以外に純まんがとか、野球モノとかetc)に的を絞ったコーナーがあって、とても面白かったです。

この番組ベルばらの原作の世界をテレビ画面いっぱいに映し出していたので、妙に興奮してしまいました。

なにを隠そう、私も「ベルばら」に一票投じました。総合ランキング、妥当ですよね。やっぱり、名作ですね。1位の「ブラックジャック」も3位の「ポーの一族」も4位の「エロイカより愛をこめて」も私の大好きな作品。うれしい結果でした。