初めは年賀状にするつもりではなかったのでした。これは「遠きえにし」の佐為と光です。テーマは二人の身長差です(笑)。それを描きたくて描き始めました。1枚に二人の全身が収まるように。私的には18話の光より若干高めかなぁ・・・と?
 ところで佐為とヒカル・・・、この二人のどこがいいかって、先日考えてみたんですが、真っ先に思いついたのは年齢差でした。次いで、見た感じの差。年齢差とリンクしますが、はっきり見た目に大人と子供っていう、この身長差。そして、美青年と、やんちゃなノーティボーイ。平安貴族と典型的な現代っ子(↑の絵は光なので一応平安人??)。・・・という一見ミスマッチな組合わせとアンバランスさ。これが良いんです!ええ。そう思いました。うんうん。だから、ヒカルがいくら背が伸びても絶対に佐為より高くなって欲しくないんです、私は。
 でもって、佐為ってヒカルのナニ?と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。「師匠」です。私にとってはこの二人の関係で、最も重視したいのは師弟関係なんです(え、意外ですか?)。もちろん、ヒカルと佐為の関係って師弟関係のみに留まらないところがまた魅力なんですが、様々あるこの二人の関係を言い表す概念(友達、兄弟、親子・・・・)の中でも一番先に私は「師弟」を揚げたいんですよね。師弟というのはある意味、このどれもの中で一番強い結びつきのような気がするからかもしれません。
 と、ここまでは原作の話です。私の小説の二人はまた違った要素もあります(^^)・・・が。
 で話は戻り↑に揚げた年齢差なんですが、この二人、一体正確な年齢差って何歳なんでしょうね?そもそも年齢不詳な佐為ですが、これは本当に人それぞれ希望年齢って違ってくるんだろうなぁ。少なくとも、まぁ、自分の現在の年齢よりは下だとは思います(笑)。でも・・・・・・。ものすごく下でもやなんだなぁ、これが。なんか、自分を振り返ると、やはり年齢なりに一応精神年齢も熟してきたわけで・・・・。あの佐為がですね、そんなに若いとはどうしても思えないのです・・私は。一口に若い・・といっても何歳までを差すのか、大分幅は広いのですが・・・・。自分にとって若いと感じる年齢ですね。でも私が若いって感じる年齢は、もっともっと私よりずっと若い方には若く感じないかもしれません。ここらへんは本当に相対的な感覚だと思います。
 しかし・・・・。あの彼が醸し出す空気・・・・。確かに彼は性格、可愛いです。でもそれはあの塔矢行洋と対局した時みたいな顔もあるから、可愛さが引き立つわけで、基本的には、彼は行洋に向けたような顔の方が実年齢に近いのではと感じられるんですよね。そりゃ、千年も彷徨ってたからだと言われてしまえばそれまでなんですが。
 原作の中で唯一ヒントになる言葉として、「34歳の若さで」虎次郎が亡くなったと言ってますよね、佐為。彼には「34歳で死ぬことは若くして亡くなることなのだ」という感覚があったわけです。だけど、そう感じた自分はもっと早くに命を絶ったのでは・・・・・?という仮定がなりたちます。ここら辺もどう考えるかっていう攻め方もあるんじゃないかと。
 ・・・で、結局佐為に幾つであって欲しいか・・・。内緒にしておきます。やはり、これは本当に一人一人が想って入れば良いことなんでしょうね、きっと。

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