美しき国にて
今では住む人とてないゴンドールの庭イシリアンはいまだに乱れ髪の森の女神の美しさを保持しているのでした。(新版『指輪物語』7巻)
フロドとサムが一行から離れた後、旅の行程の中でイシリアンって唯一、二人が美しい風景の中で心が和んだ場所じゃないのかなっていう気がしています。ゴクリは言うに及ばず、ファラミアとの邂逅もありますが、すべての場面で森の香りがしてきそう・・・というんでしょうか。イシリアン、行ってみたいです。
先日吉田秋生さんの『BANANA FISH』を読み返していて、思わずおお、と思いました。アッシュと英二の関係について語られた言葉・・・・
「恋人だったの?」
「それ以上さ。言っとくがあいつらの間には性的な関係はいっさいなかった。恋愛に似た感情は・・・、 あったかもしれないが。魂の・・・奥深いところで結びついていたんだ。」(小学館 吉田秋生著『BANANA FISH』19巻)
・・・・なんかフロドとサムのこと言ってる?と思ってしまったのは私だけですか?。どちらが誰に似てるとかではなくて二人の関係自体がなんとなくフロドとサムを思わせる・・・とゆうことです。
はかりさんがこのイラストにお話を付けてくださいました^^。
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