詳細版目次 各話解説 及び人物紹介
人物紹介
人物 相当する原作キャラ 平安時代(『遠きえにしに』上での)のお仕事・身分 藤原佐為(ふじわらのさい) 藤原佐為 侍棋(帝に囲碁を教授する役)※ 近衛光(このえのひかる) 進藤ヒカル 検非違使 賀茂明(かものあきら) 塔矢アキラ 陰陽師 帝 帝 天皇 菅原顕忠(すがわらのあきただ) もう一人の囲碁指南役 侍棋 文章博士 大学頭 侍読 座間長房(ざまのながふさ) 座間王座 内大臣(うちのおとど) 公卿の一人 藤原行洋(ふじわらのこうよう) 塔矢行洋 公卿の一人 佐為の叔父 関白 関白 公卿・藤原北家の中で最も権力を有する人、佐為の父 あかりの君 藤崎あかり 宮中に仕える女官 光の幼馴染 筒井公任(つついのきんとう) 筒井公宏 光の先輩にあたる検非違使 加賀諸純(かがのもろずみ) 加賀鉄男 光の先輩にあたる検非違使 三谷基頼(みたにのもとより) 三谷裕輝 光の同僚検非違使 和谷助秀(わやのすけひで) 和谷義高 検非違使大尉 伊角信輔(いすみののぶすけ) 伊角慎一郎 大尉の友人 楊海 楊海さん 宋から来た渡来人 僧侶 さくらのの君(桜内侍、桜宰相とも) 桜野千恵子 帝に仕える内侍 元は内大臣に仕えていた 社清春(やしろのきよはる) 社清春 大宰府の検非違使 高麗の商人 高永夏 高麗の豪商の息子 高麗の商人の従者 洪秀英 その従者兼通訳兼・・・ 緒方通匡(おがたのみちまさ) 緒方精次 大宰帥(だざいのそち) 紫(ゆかり)の君 緒方の妾妻 元は遊び女 右大臣(みぎのおとど) 某藤原氏大臣。かつて子どもの佐為に囲碁で負ける 左大臣(ひだりのおとど) 佐為の従兄弟 天童丸、夕星姫の父 天童丸 天童丸 左大臣家の幼い子息 中納言の君 佐為の異母兄 →大納言→内大臣と出世 夕星姫(ゆうづつひめ) 左大臣家の姫君 天童丸の姉 三津(みつ) 美津子さん 光の乳母(めのと) 三由(みゆ) 光の乳母子(めのとご) 常丸(つねまる) あかりと常陸国守の間の子 明の妻 市川さん? 行洋の北の方の血筋の姫 大将 海賊の首領 ※「侍棋」はままかの造語です。意は「貴人の傍に仕え囲碁を教授する役」。
目次と各話解説
各話タイトル 主な登場人物 内容 1 月夜の長話+後日談 佐為、光、明、
あかりの君、+?伏線の多めな物語の冒頭
佐為と光の平凡な日常から・・。2 陰陽師の忠告 +おまけ 光、明 伏線の多めな物語の冒頭2
主要人物の一人・明の登場3 天子の憂鬱 佐為、帝、光、
あかりの君ちょっぴり佐為<光<あかりな感じ
主要人物の一人・帝が初登場4 月詠み +おまけ 佐為、光 ほのぼの仲良しな光と佐為の話 5 いにしえの水盤 光、明 『指輪物語』とのコラボなお話?
明の陰陽師アイテムの秘密を聞く光。6 みずら 佐為、帝、行洋、関白、関白の北の方 ちび佐為と帝の出会いのお話 7 蹴鞠
佐為、光 甘々で仲良しな光と佐為のお話 8 歌合わせ
佐為、光、帝、明、顕忠 宮廷で開かれた歌合せで因縁の対決となるが意外な結果に・・・。 9 恋語り 佐為、光、加賀、
筒井、三谷光と佐為の関係がちょっと深刻に・・・。 10 想い初め 佐為、光 9話からの続きです。光、佐為への想いが切ない・・・な話。私的には精一杯官能的に書いたつもり。 11 物の怪 佐為、帝、行洋 +? ちび佐為と帝がいかに引き裂かれたかというお話 12 誓願 佐為、行洋、楊海 11話からの続きです。ちび佐為の碁への執念が描かれたお話 13 怨讐 佐為、光、顕忠 顕忠のモノローグ。佐為との因縁を語る。 14 献じ身 佐為、光、明、顕忠、和谷、伊角 ペア碁対決と、?な事件が!この話は光、佐為、明それぞれ三者三様にカッコ良し。 15 結縁 佐為、光、明 14話からの続きです。テーマは佐為とヒカルの因縁を解く・・・。 16 片恋 佐為、帝 帝のモノローグと、佐為への想いが切々と描かれております 17 片鱗 佐為、光、明 明視点の話。明のモノローグを中心に、佐為と光が描かれています。 18 混沌 佐為、光、明、帝、顕忠、座間、+? 17話からの続きです。明の視点、佐為の視点、光の視点が交錯。そこへ顕忠が新たな策で帝をけしかけて・・・。物語は混沌としていきます。 19 梅が香 佐為、光、明 佐為の元に帝からの贈り物と歌が届き、佐為の心には波紋が・・・。一方それを見た光は? 20 寒椿 佐為、光、明、行洋 行洋の屋敷を見舞った佐為。光はそこで偶然明に出会う。 花嵐 一 佐為、光、帝、さくらのの君、伊角 梅花の薫る御殿に昇った佐為。光の見たものは・・・・。 22 花嵐 二 佐為、光、明、さくらのの君 光の懊悩が始まります。 23 花嵐 三 佐為、光、帝、顕忠、座間 光の懊悩は続きます。 24 花霞 一 佐為、光、帝、あかりの君 花見の宴が近付いた早春のある日。帝と佐為、光とあかりの君が語らいます 25 花霞 二 佐為、光、帝、御嶽山の法師 参内した帰りに検非違使庁の門前の桜を愛でる佐為・・・。次の日、佐為の元に対局を求める客が訪れ、そのせいで光が目にするのは・・・?。そこはかとなく官能的。 26 花霞 三 佐為、光、明、帝、顕忠、座間、関白、かつての右大臣、さくらのの君 神泉苑での観桜の宴。色々な人々が一同に会すが・・・・・、行洋だけは居ない。 27 花霞 四 佐為、光、帝、顕忠、座間、関白、 神泉苑での観桜の宴の続き。 28 花霞 五 佐為、光、帝、顕忠、さくらのの君、加賀、筒井、三谷、和谷、伊角 光に下った処分は?。 29 花霞 六 佐為、光、あかりの君、三谷 とあることを頼みにあかりの君を訪ねた光と、検非違使庁へ向かった佐為はすれ違いになり・・・・。(あかりの扱いはかなり悲惨かも・・;;) 30 花霞 七 佐為、光 やっと心が通じ合う二人です 31 春雷 佐為、光、明 光を見送りに駆けつける明と佐為からの返歌。佐為の本心がちょっと明らかに。 32 小夜鳴き鳥一 佐為、明 朝帰りした佐為と、彼を待っていた明との会話。 33 防人の歌一 光、社 大宰府に着いた光と、大宰府の検非違使・社との出会い。 34 防人の歌二 光、社、高麗の商人、緒方 光と、高麗の商人の青年との出会いと太宰帥・緒方との再会。 35 防人の歌三 光、緒方、高麗の商人 光は太宰帥・緒方の屋敷に招かれ、永夏たちと共に遊び女達の歌舞を見る。 36 小夜鳴き鳥二 佐為、帝、緒方、さくらのの君 帝の視点により、緒方の赴任、光の左遷、或る女の処遇の真相が語られます。 37 弟人 佐為、楊海、行洋 佐為が都を離れ碁の修行中だった頃の話。久しぶりに行洋の屋敷を訪れた佐為。楊海さんの視点が中心。 38 防人の歌四 光、佐為、紫の君 緒方の屋敷で酔いつぶれた光が見た夢と、緒方の妻・紫の君との話。 39 小夜鳴鳥三 佐為、帝、明、さくらのの君 七夕の近付いたある夜の帝と佐為の話と、佐為を訪ねた明。そして、碁の精進を続ける佐為。 40 小夜鳴鳥四 佐為、帝、明、天童丸 七夕の近付いたある日。対局の行われた左大臣邸の童子と出逢う佐為。 41 防人の歌五 光、紫の君、緒方、社 帥の屋敷や帥の警護も任された光。ある日、とある寺院に赴き・・・。 42 山懐 佐為、楊海、光 佐為が都を離れ碁の修行中だった頃のエピソードを回想する楊海さんは何かを悟る。 43 小夜鳴鳥五 佐為、帝、明、さくらのの君 七夕の晩、宮中で乞巧奠が行われる。明、帝、さくらのの君の視点による語りが主。 44 防人の歌六/異聞 光、紫の君、緒方 佐為へ文を書こうと悪戦苦闘する光と紫の君を巡るお話。異聞では帥の企みが明らかに。 45 防人の歌七 光、楊海、社 楊海さんの元を訪れる光の話。 46 防人の歌八 光、楊海、社 楊海さんの元を訪れる光の話その2。楊海さんが大宰府を発ちます。 47 小夜鳴鳥六 佐為 天童丸 夕星姫 左大臣家を訪れた佐為と天童丸の話 48 小夜鳴鳥七 佐為 天童丸 夕星姫中納言の君 左大臣家を訪れた佐為と天童丸の話その2。佐為は左大臣家の姫君と碁を打つことに・・・。 49 小夜鳴鳥八 佐為 明 帝 さくらのの君 座間 傷心の佐為を慰める為に帝は行洋の提案に従い御前対局を催します。ところが・・・。 50 小夜鳴鳥九 佐為 楊海 帝 楊海さんと再会する佐為。 51 小夜鳴鳥十 佐為 楊海 帝 楊海さんと再会したのち、新嘗祭で賭け碁を打った佐為が賭けたものは・・・。 52 小夜鳴鳥十一 佐為 帝 明 関白 苦悩する佐為の元へさらなる不吉な知らせが・・。 53 小夜鳴鳥十二 佐為 明 明は出発の前に佐為の元を訪れる。 54 蘭香一 佐為 帝 明 桜内侍 座間 帝視点の苦渋の思いの吐露です。 55 蘭香二 佐為 帝 佐為は帝と密会・・・その行方は。 56 蘭香三 佐為 帝 55話の続きです。 57 防人の歌九 光 社 紫の君 緒方 冬になり、大宰府を襲う災難と光の運命が絡み出します。 58 防人の歌十 光 社 緒方 明 緒方が光に語る話とは・・・。都から来た明と再会。 59 防人の歌十一 光 明 緒方 紫の君 明が光に語った内容に、光は心を乱します。 60 防人の歌十二 光 明 緒方 紫の君 社 ついに光に赦しが・・・しかし。 61 防人の歌十三 光 明 緒方 紫の君 社 高麗の商人 二部完です。 62 嵐山一 佐為 光 明 帝 都に帰還した光と明。迎える佐為と帝と、正倉院の碁盤の話。 63 嵐山二 佐為 光 光と佐為は再会する。 64 水魚 佐為 光 再会した二人は佐為の屋敷に帰って・・・ 65 博奕と幻術 佐為 光 三谷 検非違使少尉 光は病身の父の居る自分の家に帰り、新たな任務に就く。 66 棊局 佐為 光 帝 明 桜内侍 佐為は帝の計らいで、正倉院宝物の碁盤で碁を打つことに。 67 菖蒲一 佐為 帝 夕星姫 梨壺女御 端午の節会。夕星女御の見たものは・・・ 68 菖蒲二 佐為 光 端午の節会が近付いたある日、佐為を訪ねた光は・・・ 69 菖蒲三 佐為 光 天童丸 思わぬ訪問者が二人にそれぞれ意外なものをもたらす結果に。 70 遺言 佐為 光 季節は夏に。光の父の遺した言葉をめぐって佐為と光は・・・ 71 涼風一 佐為 光 光の乳母 夏も終わりに。佐為と光は新たな暮らしを始める。 72 涼風二 佐為 光 光の乳母 天童丸 顕忠 中納言の君 佐為は光を訪ねてきた乳母と語らい、光は天童丸に再会、一方その様子を窺う顕忠は中納言に近づく 73 涼風三 佐為 光 光の乳母 光を訪ねてきた乳母と光は再会する 74 涼風四 佐為 光 三津(光の乳母) 顕忠 楊海 佐為の屋敷を辞した三津は顕忠に出逢い、楊海は彼女とすれ違う。 75 涼風五 光 明 楊海 佐為に下された勅命の真実について光と楊海、光と明が語り合います。 76 笹百合 光 夕星姫 天童丸 笹百合を巡る帝や佐為のエピソードを夕星姫の回想で語ります。 77 涼風六 佐為 光 左大臣 中納言 還俗した頃の佐為の話。深秋、光は、佐為から老師の言葉の続きを聞く。 78 物病み 佐為 光 明 三由 三津 三谷基頼 光は偶然、あかりの子とその乳母を夜盗から救うことに。しかし、本当の災いを知り光は明を頼る。 79 燻炎一 佐為 光 帝 顕忠 佐為が帝の侍棋になった頃から現在へ。顕忠の視点を中心に語る。 80 燻炎二 佐為 光 帝 顕忠 桜内侍 続けて現在に至る物語を顕忠の視点中心に語る。しかしその頃、帝は体調を崩し、光は考えを巡らしていた。 81 燻炎三 佐為 帝 顕忠 飛香舎の女房達 中宮付きの女房達の噂話が中心。顕忠帝に、宇治の僧のことを進言する。 82 燻炎四 佐為 光 明 帝 桜内侍 楊海 佐為の許に帰らない光を探しに行くと・・・ 83 燻炎五 佐為 光 明 楊海 佐為は光を連れ帰るが・・・ 84 燻炎六 佐為 楊海 楊海法師、佐為と対話する・・・ 85 春のしじま一 光 三津 あかり 光は回復に向かいます。 86 春のしじま二 光 あかり 夕星姫 夕星姫とあかりの視点から後宮の様子を語ります 87 春のしじま三 光 明 佐為 三谷基頼 明は光に病の因縁を語る。 88 春のしじま四 佐為 光 あかり 天童丸 光、佐為と久々に再会する。
89 春のしじま五 佐為 光 光、佐為と対話する。
90 春のしじま六 佐為 光 楊海 光、佐為と対話する。
91 青雲一 帝 夕星姫 あかり 桜内侍 あかりの目に映った光は・・・・?夕星姫、帝に奏上文を返します。 92 青雲二 佐為 光 明 帝 楊海天童丸 大役に任ぜられた光は佐為に薫陶を受け、死の床に瀕した行洋は佐為を避けるが・・・ 93 青雲三 佐為 光 楊海 あかり 佐為、偶然あかりと逢う。 94 青雲四 佐為 帝 今に至る帝と佐為の心情が語られます。 95 青雲五 佐為 帝 明 行洋 桜内侍 佐為、行洋に面会する 96 青雲六 光 明 あかり 常丸 三由 佐為が行洋に面会した日、光は家族と睦まじく過ごしていた・・・ 97 青雲七 佐為 光 あかり あかりの両親 光は佐為を訪ねる 98 青雲八 佐為 光 帝 あかり 桜内侍 佐為、光、あかり、帝、それぞれが岐路に立たされる・・・ 99 豊穣一 光 帝 あかり 光、帝と対面する。 100 豊穣二 光 帝 桜内侍 光、帝と対面する。 101 豊穣三 佐為 光 楊海 夕星 光、佐為と逢う。 102 豊穣四 佐為 光 三部完です。 103 我が君一 光 明 紫 楊海 明の妻 四部冒頭。回想や、語られなかった三部中の出来事も登場し、時間軸は三部のラストと前後します。 104 我が君二 佐為 光 明 天童丸 中宮 梨壺女御 関白の北の方 明の回想の続き、関白邸の出来事、天童丸と佐為の会話からなります。 105 我が君三 佐為 帝 顕忠 帝視点で一連の事柄が語られます。 106 我が君四 光 瀬戸内を西に下る光の話。 107 我が君五 光、大将 瀬戸内を西に下る光の話。 108 我が君六 光、大将 瀬戸内を西に下る光の話、最終話。 109 八重波一 佐為 明 帝 左大臣 三谷基頼 光の消息を知る佐為の話。第一話 110 八重波二 佐為 楊海 光の消息を知る佐為の話。第二話 111 八重波三 佐為 明 紫 光の消息を知る佐為の話。第三話 112 たまづさ一 佐為 帝 楊海 明 棋書が完成。佐為、帝と対面。 113 たまづさ二 佐為 あかり 佐為、あかりと対話。 114 たまづさ三 佐為 楊海 明 佐為、帰国の途につく楊海法師と対話。 115 たまづさ四 NEW 佐為 帝 顕忠 天童丸 四部完です。